azbilグループ金門製作所は、台湾の苗栗市に設立した生産合弁会社で、家庭用マイコン機能付きガスメーターの生産を開始した。
台湾では今年1月、家庭用ガスメーターにマイコン機能(保安機能=遮断+通信)を搭載することを義務付けた法律が制定され、今後マイコン機能付きガスメーターの需要が急激に伸びることが予想されている。
同社では、現地の有力企業である永隆工程股〓有限公司と生産合弁会社「アズビル金門台湾有限公司」を今年4月に設立したが、このほど生産を開始したもの。生産台数は2012年度で約7万台を計画しており、将来は台湾のみならず、需要が見込まれる国・地域への輸出も考えている。
台湾では70年代から日本製の家庭用ガスメーターが納入されており、金門製作所製の家庭用ガスメーターも現地販売代理店を経由して多数の納入実績がある。
また、今後は他のazbilグループ各社とも連携し、azbilグループのライフオートメーション(LA)事業のグローバル展開・推進のため、アジアインフラ市場へ積極的に参入していく計画。