スマートグリッド/スマートコミュニティの実証実験設備三菱が本格稼働

三菱電機は、尼崎地区(兵庫県)、和歌山地区(和歌山市)で、2020年の送配電網を想定したスマートグリッド/スマートコミュニティの実証実験設備の本格稼働を開始した。自社実証実験設備を活用し、電力基幹系から需要家までのプロセスの開発・検証を繰り返し行うもので、スマートグリッド/スマートコミュニティへの対応機器・システムを中心に、15年度に関連事業の売上高1兆3000億円を目指す。

実証実験では、スマートグリッド/スマートコミュニティのそれぞれの規模や条件、機器・システムの使われ方を想定し、4つの検証モードによる検証が可能で、需給制御システム、次世代配電制御システム、自動検針システム、エネルギー管理システムを使用した様々な実証実験に対応する。

同社ではこうした実証実験を通じ、スマートグリッド、スマートコミュニティ関連事業の15年度の売上高目標を、重電システムで10年度売上げ1900億円を2850億円に、家庭電器4530億円を7000億円に、産業メカトロニクス・情報通信システム・電子デバイスなどを合わせて1570億円を3150億円にする。

山西健一郎社長は、「工場に関する部分では、生産系とインフラ系の間で、いかに最適制御するかがポイントになるが、かなりの部分で製品化に結び付けられるだろう。20年に向け、スマートグリッド、スマートコミュニティ、さらに、スマートシティへと拡大させていきたい」としている。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG