FAオープンネットワークは、多彩なモーター制御を可能にする。また、位置・速度データやモーターパラメーターを上位コントローラで一元管理できるため、設定の変更、データ修正が簡単に行えるメリットがある。
例えば、データ選択による位置決め運転、上位コントローラからのデータ転送による位置決め運転、多段変則運転、原点復帰運転、JOG運転、連続運転などが挙げられる。
もちろん、FAネットワークの急速な普及の要因は、多彩なモーター制御のほかに(1)省配線(2)すべてのモーターの状態をリアルタイムで確認できるモニター機能の充実(3)耐ノイズ性の向上がある。
オリエンタルモーター商品に対応するFAネットワークは、CC‐Link、MECHATROLINK、DeviceNet、Modbus(RTU)である。
同社商品は、これらFAネットワーク通信に直接接続できるモーターユニットのほか、FAネットワークに接続する同社製ネットワークコンバータを介してRS‐485通信で動作するモーターユニット、電動スライダ、電動シリンダを各種そろえている。
ネットワークコンバータの種類は、CC‐Link対応のNETCO1‐CC(最大12軸)、MECHATROLINK‐II対応のNETCO1‐M2(最大16軸)、MECHATROLINK‐III対応NETCO1‐M3(最大16軸)を用意している。これらFAネットワーク対応商品群は、11月16日開催の「システム
コントロールフェア(SCF)」展示会の会場で公開される。