三菱電機は、ACサーボアンプ「MELSERVO―J4シリーズ」26機種(標準価格12万8000~54万円)と、それに対応する「回転型サーボモーター」219機種(同6万7000~191万円)および「リニアサーボモーター」9機種(同7万~19万円)、さらにサーボシステムネットワークSSCNETIII/Hに対応した「モーションコントローラー」2機種(同30万8000~50万円)と「シンプルモーションユニット」3機種(同11万~26万円)を、2012年1月5日から発売する。販売目標はサーボモーターとアンプで12年度各10万台を予定。
ACサーボアンプとモーターは、速度周波数応答2・5kHzと高速で、400万パルスエンコーダー搭載により、トルクむらを低減した安定制御を実現している。
また、磁気回路の最適化設計により、永久磁石使用量を最大30%削減し、素材高騰の影響を抑えている。さらに、安全規格IEC61800―5―2で定義STO、SS1に標準対応。
モーションコントローラーは、SSCNETIII/H対応で、通信速度を従来比3倍の全二重150Mbpsに高速化し、システムの応答性を飛躍的に向上した。また、サーボアンプとの通信周期も0・22msに高速化し、同期精度および速度・位置制御の向上を図れる。