デジタル(大阪市住之江区南港東8―2―52、〓06―6613―1101、安村義彦社長)は、安川電機の最新型マシンコントローラ「MP3200」専用のアプリケーションソフトウェアを、MP3200の発売と同日の12月21日から無償で提供を開始する。2012年末までに、MP3200へ接続する表示器1000台、売り上げ約1億円を目指す。
今回、安川電機の協力で専用の通信ドライバを開発。デジタル製表示器とMP3200がプログラムレスで直接通信することが可能となり、PCレスで調整保守ができる。
従来、表示器とコントローラはデータ通信のみの接続だったが、今回の機能により、PCを必要としていたモーションコントローラ、サーボ、インバータ、ビジョンセンサ、ロボットのエンジニアリングツール/調整保守ツールのステータスおよびパラメータ設定が表示器で可能となり、調整保守時に現場へのPC持ち込み不要を可能にした。
さらに、メンテナンス性の向上を目指し、表示器上でFAQによるエラー対応のガイダンス機能などを追加。エラー内容や解決手段が表示器で確認でき、設計保守員の作業効率が飛躍的にアップ。復旧作業がスムーズに行え、システム保守・復旧のリードタイム短縮が図れる。
同社では、モーションとビジョン、ロボットとの融合を実現した安川電機の統合マシンコントローラと、デジタルの表示器でのソリューションを提唱し、販路拡大と売り上げ増加を目指す。