立花エレテックは今年創業90周年を迎えたが、社会環境が大きく変化する中、技術商社として「開発力」と「提案力」を発揮し、顧客が求めるソリューションを力強くサポートしている。
また、さらなる飛躍に向けグローバリーゼーションを強化するため、2015年を見据えた中長期ビジョン「GT21」を推進しており、電機・電子業界におけるアジアのリーディングカンパニーを目指している。
今年は東日本大震災により、震災後の製品供給体制が懸念されたが、同社グループでは代替品の提案を行うなど、供給責任を果たすため鋭意努力を行っている。
海外戦略では、FAシステム事業のさらなる拡充を図るため、上海の立花機電貿易に、FAシステム事業担当執行役員を常駐派遣した。さらに昨年開設した北京支店、深〓支店に続き、中国・武漢に産業メカトロニクス製品を展示販売するショールームを併設した営業所を開設し、販売ネットワークの構築を積極的に推進している。
海外では特に放電加工機やレーザー加工機が、国内を上回る販売実績を上げるようになってきており、同社では2年後に海外事業の売上比率を30%にまで引き上げる方針である。
また、成長著しいソリューション事業は、産業用太陽光発電システムが伸長しているほか、省エネ・効率化ソリューションとして、ビルや工場などの監視制御システムに注力しており、受注額を伸ばしている。
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