鳥居電業は、1925年創業と今年で86年目を迎えた長い社歴を誇るFA制御機器商社の草分け的な存在である。FA商社として「制御とメカの融合」と「スピード化」に力点を置きながら、顧客へのソリューション活動を展開している。
国内の営業拠点は、東京・秋葉原の本社を中心に、千葉、埼玉、神奈川、茨城などの関東圏のほか、福岡に営業所、岩手と長野にサテライトオフィスを設置し、また市場の成長が著しい中国も、上海に現地法人「拓麗自動化商貿」を設置し、日系企業を中心にしたサポートを行っており顧客数と売り上げを順調に拡大している。
市場が点から線へ流れが変化する中で、汎用コンポーネントだけでなく、カスタム化、ユニット化、集積化、さらにはソフトウェアまでを含めたシステム提案を、顧客と一体となったパートナー化で推進している。また、スピーディな対応へ社内の情報共有化も進めており、迅速かつ的確なアクション体制をとっている。
商社の基本とも言える、人と人のコミュニケーションの通った営業姿勢を大切にした「face
to
face」で顧客と接することを重視し、「鳥居に任せてもらえる」活動を展開している。特にこれを実践する社員の教育に力を入れている。社員一人一人が同社の方針を理解し、ベクトルを合わせながら価値創造に向けた活動ができる環境を整備することで、顧客に付加価値をもたらす提案が生まれ、信頼獲得にもつながっている。
(http://www.tois.co.jp)