オリエンタルモーター(東京都台東区東上野4―8―1、〓0120―925―410、倉石芳雄社長)は、「オリエンタルモーターフェア2011」を全国各地で開催しているが、9、10の両日、東京・秋葉原の会場を取材した。
「お客様の声に応え、お客様とともに歩んでいきます」というモーターにかける思いが会場に充満し、1500人を超える来場者はあちこちでモノづくり精神を具現化した展示品に感動していた。
会場入り口で、百年を越えるモーター一筋の歴史を学び、そして製品展へ。
AC小型標準モーター、スピードコントロールモーター、ステッピングモーター、ACサーボモーター、電動アクチュエータ、ファンモーターをじっくり見学したあと、教育支援事業のひとつであるロボットの実演が行われていた。出口近くには国内外ネットワークがパネル展示されている。
歴史、製品、人材教育支援、グローバル対応ネットワークの流れで構成され、来場者の目にモーターの役割と同社の先進技術力をあらためて認識させていた。
同社は5万機種の標準品をそろえ、動力、速度制御、位置制御、機構制御、温度制御の幅広い分野で採用されている。
会場は新製品を中心に、動力コーナーにAC小型標準モーターワールドKシリーズ、速度制御コーナーではブラシレスモーターユニットBLEシリーズ、位置制御コーナーではステッピングモーターαSTEP
ARLシリーズ、チューニングレスACサーボモーターユニットNXシリーズなど、機構制御コーナーでは電動スライダEZlimo
ELSシリーズ、温度制御コーナーではAC長寿命プロペラファンMREシリーズなどが人気を集めていた。
とくに、多様な上位システムに対応する新コンセプトのFLEX(フレックス)として11月発売のステッピングモーターユニットαSTEP
ARシリーズAC電源入力の位置決め機能内蔵タイプ、ステッピングモーターユニットαSTEP
ARシリーズDC電源入力の位置決め機能内蔵タイプ、5相ステッピングモーターユニットCRKシリーズDC電源入力の位置決め機能内蔵タイプに対する関心が高かった。