因幡電機産業は、9月から発売を開始したリチウムイオン蓄電池「G―LiFeセーブ」の普及を目指すため、法人向けにリースを開始するとともに、12月から大容量の蓄電を可能にする「増設用蓄電池」を発売する。
G―LiFeセーブは、電池容量2・3kWh、最大出力1・5kW、出力電圧AC100Vで、2・5時間で95%充電できる。今冬も電力不足が懸念され節電が求められているが、同社ではG―LiFeセーブの即納体制を整えている。
このほど、節電対策と業務用蓄電池のさらなる普及を目指すため、法人向けリースサービスを開始した。料金は5年契約で1カ月当たり2万4000円。専用のコールセンターを設置し、終日営業・年中無休体制で緊急時にも安心できるサポート体制を採っている。
さらに12月から、電池容量が約3倍拡張できる増設用蓄電池を追加発売する。
G―LiFeセーブに接続して使用するもので、電池容量は4・6kWhで、本体の2・3kWhと合わせると大容量になり、ノートパソコンなら約40時間、冷蔵庫なら約24時間稼働する。企業、官公庁、医療機関など幅広い分野へ導入をサポートする。
なお、増設用蓄電池は本体と同じく、台湾の半導体・電子部品メーカーPan
Jitグループとの共同開発で、因幡電機の自社ブランド「Abaniact」(アバニアクト)ブランドで販売する。