温湿度制御機器・システムメーカーのシマデン(東京都練馬区北町2―30―10、〓03―3931―3481、島村一郎社長)は、電圧とCTの簡単配線で8種類の計測ができ、通信機能も備えた電力モニター「SDP16シリーズ」=写真=を発売した。
SDP16シリーズは、計測項目が積算電力、有効電力、無効電力、各相の電圧、各相の電流、力率、周波数、二酸化炭素排出量の8種類あり、工場からオフィスまで幅広い電力監視ができ、簡易操作で高精度表示・記録する電力モニター。
計測できる電圧はAC0V~400V・三相四線式、電流はAC0A~600Aまで可能。精度も電圧・電流が±(1・0%FS+1digit)、電力±(1・5%FS+1digit)、周波数±(2・0%FS+1digit)、力率±(3・0%FS+1digit)、積層電力量±(1・5%FS+1digit)と高精度である。
表示は、文字高14・3ミリの赤色7セグメント、大型5桁表示で見易い。
警報出力機能も備えており、計測値に対し上限・下限のしきい値が設定でき、しきい値を超えると警報する。
また、RS―485通信ができ、計測値をパソコンの画面上、一括で見てデータ保存することも可能。データ収集ソフトは無償でダウンロードできる。
このほか(1)小型(H48×W96×D111ミリ)サイズ(2)オートレンジ対応(3)最大255台まで統合監視可能(4)ACフリー電源(AC100~240V)(5)インバータ対応(6)ロキング機能搭載などの特徴を持っている。
オプションとしてCTセンサ(5A~600A各種)を用意している。
SDP16シリーズとは別に、教材用、営業用として電源と負荷をつなぐだけで計測できる携帯電力モニター(CTとRS―485コンバータ内蔵)も同時発売した。