星和電機(増山晃章社長)は、メカトロニクス分野の主力製品であるLEDベアチップ選別機「ALPHAシリーズ」の最新型機「ALPHA6000」を発売した。価格は1900万円から(オプション除く)。初年度販売目標は20台。
ALPHA6000は、LEDベアチップを1チップずつピックアップして計測を行い、あらかじめ設定した選別条件に従いランク分けをする装置。従来から高い評価を受けている計測、選別機能に加え、低コストと高速処理を追求することで、より一層ニーズにマッチした製品となった。
6インチエキスパンドウエハに対応。4元系、パワーLED、フリップチップ、上下面電極、上面2電極、さらに特殊形状のチップにも対応可能。
多機能な測定系に対応。通常の電気や光学特性の測定に加え、ESD試験、サイリスタ特性判定といった特殊測定にも対応する。
新開発のミニ積分球(補器)を搭載。一般的な積分球とのデータ相関が大幅アップし、高精度選別を可能にした。
さらに、機構改善により1チップあたり約0・5秒の高速スループットを実現。約30%(同社比)のタクト短縮を実現し、高速処理を可能にした。
最大4カ所まで、複数の電極を持つパワーチップへの印加が可能。ESD(静電破壊)試験機能を搭載、最大4kVに印加できる(オプション)。
構造・使用機器の見直しと一部部品の海外調達で低価格を実現。
サイズは、1550(W)×1080(H)×1902(D)センチ。