コグネックス(東京都文京区本駒込2―28―8、〓03―5977―5409、島清史社長)は、画像処理システムの試験・機能検証を自動で簡単に行える「In―Sightビジョンシステム」用の「TestRun」を開発した。
「TestRun」は、画像処理による検査結果の妥当性についての検証を簡単に実行でき、画像処理の現場展開を容易に行える。
あらかじめ良品と不良品の画像データベースを保存し、この保存画像を使ってユーザーが作成した検査ツールを最適化し、繰り返し検証することで、検査の信頼性を高められることから、ユーザーは「合格ライン」の設定に対する検証を行うことでプログラムの適正を素早く確認することができる。
また、システムインテグレータや装置メーカーが「TestRun」を使用すると、システムをエンドユーザーの工場に設置した際に、画像処理装置が受け入れ基準を満たしていることを実証することができ、顧客の条件が変わった場合でも、製造した装置および開発したシステムが要求された機能を提供し続けているかどうかを確認することが可能。さらに、装置のオペレータが使用し、画像処理のハードウェアが正しく機能しているかを簡単に確認できるため、問題発生を最小限に抑えることができる。
その他、装置オペレータは、工場現場における多種多様な変更の管理や検査システムの信頼性維持を簡単な操作で実行できるなどの特徴を持つ。