日本配電制御システム工業会(盛田豊一会長)はこのほど、配電制御システム検査技能審査試験1・2級の合格者を発表した。合格者は1級25人、2級42人で、検査技士の称号が与えられる。成績優秀者に1級で下川博和(キューキ)、2級で大久保修(キューキ)、青木隆行(キューキ)、法師山健吾(正興電機製作所)の4人が選ばれたが、いずれも九州支部所属企業。また、1社から3人の成績優秀者は快挙である。
毎年実施される配電制御システム検査技能審査試験は、今年10月15日に全国8会場で行われた。今回の受験者は1級が95人、2級が114人で、合格率はそれぞれ26・3%、36・8%であった。
合格者の支部別内訳を見ると、1級では九州支部が9人、次いで東京支部7人、中国支部5人、四国支部3人、北海道支部1人となり、合格者なしの支部は東北、中部、関西の3支部。
2級では全支部から合格者が出た。東京8人、東北7人、関西7人、四国7人、九州6人、中国4人、中部2人、北海道1人である。
配電制御システムは技術革新が進むだけに、検査技能の向上には日常からの取り組みが重要になっている。それだけに、合格者に与えられる「検査技士」に対する評価が高まっている。