アンドール(笹淵裕司社長)は、NC工作機器周辺機器開発およびCAD/CAMアプリケーション開発のタクテックス(名古屋市中村区十王町5―2、TEL052―461―9900、田中修社長)と、製造業向けCNCプログラムジェネレータ(CAM)ソフトウェア「SolidCAM iMachining」の販売契約を締結、販売を開始した。定価60万円(年間サブスクリプション・保守費別途有料)。
SolidCAMは、2次元設計の情報を利用しながら、3次元設計を目指す顧客に、ソリッド情報と加工への連結をスムーズに行う快適な環境を提供するもの。シームレスな操作環境と完全なデータ互換を提供し、便利な機能であるコンフィグレーションと連携する。アセンブリ機能を利用し、治具・クランプとの干渉確認ができる。
加工工程の機能を使うことで、誰が操作しても均一なNCデータが作成できる。
2・5軸と3軸、高速機械加工、インデックス5軸加工、同時5軸加工、旋盤加工、複合旋盤加工、ワイヤーカット放電加工など様々な機械に対応したモジュールを装備している。
さらに、高能率加工を実現したCNCプログラムジェネレータが装備できる。
iMachiningは、刃物長を最大限に活用し、コントロール可能な荒取り加工を実現し、加工時間を70%短縮する。
切削負荷のコントロールは、ワークと工具の接触角度に範囲を持たせ、負荷に応じて送り加減速を行う。
基本パス動作は、モーフィングスパイラルという独自理論に裏づけされており、トライとチェックを繰り返した豊富な機械・素材データベースから選択するだけの簡単操作である。焼き入れ材など高硬度材や難削材などに効果的。
アンドールでは、製品設計の上流工程から下流工程まで全方位で支援できる「CADSUPER
Works(2次元/3次元統合CADシステム)」用のCAMとして連携させ、CAC/CAM化を推進し、製造業の生産性向上を実現するため、ソリューション展開していく。 横河電機の子会社であるヨコガワ・エンジニアリング・アジア(本社=シンガポール)は、CJV(千代田化工建設、CB&I、サイペムのジョイントベンチャー)から、アローLNGプロジェクトの制御システムに関する基本設計業務を受注した。
アローLNGプロジェクトは、オーストラリア東部・クイーンズランド州カーティス島で、炭層メタンガス(CBM)を輸送するパイプライン、CBMを液化するLNGプラント、およびLNG出荷施設を建設するもの。
第1期プロジェクトで年間生産能力800万トンの設備を構築し、その後、同能力を倍増する計画がある大型プロジェクト。
同社は、アロー・エナジーから、プロジェクトの制御担当会社(MAC)に選定されており、統合生産制御システム「CENTUM
VP」、および安全計装システム「ProSafe―RS」を納入することが内定している。