プログラムレス通信を実現 表示器とロボット接続 デジタルがドライバ

デジタル(大阪市住之江区南港東8―2―52、TEL06―6613―1101、安村義彦社長)は、安川電機製ロボットコントローラ用通信ドライバと、専用画面データの無償提供を開始した。これにより、同社の表示器「GP3000シリーズ」と、安川電機のロボットコントローラがプログラムレスで接続可能となる。

デジタルは、拡大の進むロボット市場にいち早くソリューションを提供することで、2012年末までに安川電機製ロボットへ接続する表示器として、10億円の売り上げ増加を見込んでいる。

Fa分野でロボット市場が急速に拡大する中、操作に慣れないユーザーの増加に伴い、サポート数も増加している。従来、PLCとロボットを通信するため非常に手間のかかるプログラムを作成し、エラー情報を表示させていた。

同社は、表示器とあらゆる機器をつなぎ、表示器を使った見える化ソリューションを提唱してきたが、今回、安川電機の協力により両社で通信ドライバを開発。ロボットと表示器が直接通信することでプログラムレス通信が実現し、このような問題解決のソリューション提供が実現した。

特徴は、ドライバと画面データを無償で提供するので手間なく通信が可能。エラー内容が表示器で確認でき、復旧作業がスムーズに行える。さらに専用の画面データを提供しているので画面作成が不要となり、開発工数の削減にもつながる。

また、離れた場所にある表示器でロボットの状態が見える化できるので、離れた場所にいる作業者でもエラー内容が把握でき、対処がスムーズとなりダウンタイム削減に大きく貢献する。

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