わが社の’12経営戦略 国内シェア拡大 グローバル展開も推進 山武・アドバンスオートメーションカンパニー

2011年は、当社では東日本大震災により一部損壊などの被害が発生したが、グループ全体が一丸となって速やかに対応策を実施した結果、電力不足やサプライチェーン寸断の影響を、何とか最小限に抑えることができた。

12年も市場全体は力強さに欠け、事業環境が大きく変化していくことは不可避であり、その中でグローバル競争に勝ち抜くために、当社は国内事業のシェア拡大とグローバル事業展開を推進していく。

先年発売した計装ネットワークモジュールは、各種制御機器やプロセスデータを統合し、最適な制御とデータのトレース・解析・管理を実現するソリューションとして好評をいただいており、今年も高精度制御モジュールやお客様の個別制御要求にカスタマイズ対応可能なモジュールなど、様々なアプリケーションに適応可能なラインアップを追加する。

また、大規模な電力不足が想定される中で発売した、電力需給最適化支援パッケージENEOPTpersと、電力デマンド制御パッケージENEOPTdemandはお客様の安全・安心な操業継続に大きく貢献しており、今後も省Co2に貢献するENEOPTソリューションの対応力向上を進めていく。

さらに、幅広い産業ニーズにグローバルに対応するため、お客様の生産現場で使いやすさを追求した汎用光電センサの新シリーズHP7を発売した。

このような現場からのソリューション提供を、当社が持つ計測・制御・解析・管理のノウハウを盛り込んだ商品で推進していく方針である。

なお、当社は12年4月1日に、社名を「アズビル株式会社」に変更し、「人を中心としたオートメーション」という理念の象徴として、グローバルに人と技術が協働するオートメーション世界の実現に注力していく。

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