今年、会社も社員も自ら変化し飛躍へのチャンスをつかむ年である。
当社は、昨年9月1日にマースエンジニアリングの100%子会社になったが、今年2月1日付でマーステクノサイエンスと合併し、株式会社マーストーケンソリューション(MTS)として新たなスタートを切る。
創業以来42年6カ月の間、幾度かの脱皮をするごとに成長してきた。創業時はMOSICの電子式カウンタを国内で初めて開発し、その後センサー、16ビット専用コンピュータを経て、バーコードリーダーを開発しFA分野を中心に自動認識システムに進出した。変化のたびに世界初の製品を生み出し、高い知名度を得るまでにお客様から育てていただいた。
安全・安心のトレーサビリティという社会的な要請の中で、近年の自動認識市場は多様化・高度化しハードウェアのみならずソフトウェア、アプリケーションへの対応力の強化が重要になってきている。
将来を見据えたとき、再び輝ける時代を築くためには、マースエンジニアリンググループに入り、マーステクノサイエンスと一緒に自動認識市場でグローバル展開を進めることが最良と判断した。
マーステクノサイエンスはRFIDトータルソリューション事業を様々な業種で展開しており、当社がこれまで蓄積してきたバーコードリーダーの開発力、海外ネットワークを融合することで、両社の得意分野、強みをより発揮でき「安全・安心のトレーサビリティ」ソリューション事業の拡大が可能になる。
マースエンジニアリンググループの一員として、アミューズメント、ホテルと並んで自動認識を事業の柱になるよう努力していく。
社員にとって、グループに入って良かったと思えるよう、再出発の気概でチャンスを確実につかみ成長していきたい。