IDECの高天井用LED照明「LG1H形(90Wタイプ)」31灯と、ハロゲン電球タイプLED・スポットライトLED照明60灯が、このほど、YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)のショールーム品川(東京都港区港南)に採用された。
YKK APは、アルミ建材の大手メーカーで快適な住空間を創造する窓やドア、美しい都市景観を創造するビルのファサードなど、様々な建築用プロダクツを提供、これからの時代にふさわしい都市空間づくりを目指している。
昨年12月にリニューアルオープンしたショールーム品川は、それを具体的に提案する戦略的スペースとなっており、改装を機に主な照明をLED化し「環境に優しく明るいショールーム」を実現している。
採用された高天井用LED照明は、工場や倉庫、体育館、駅コンコースなど高天井スペースの最適照明として、IDEC独自の内部専用リフレクタ、拡散用カバーの組み合わせと制御技術で、明るさを保持しつつ、不快な眩しさやギラツキ(グレア)を軽減する。
消費電力は、水銀灯との比較で55~60%の削減を実現している。明るさ(光束)は天井高別に、水銀灯250W相当、同400W相当、メタルハイドライト400W相当があり、今年3月に水銀灯700W相当と1000W相当を発売する予定である。
配光特性は、照度重視の中照形と光の広がり重視の広照形、さらに配光可変構造により、必要な場所に可変で配光可能な片側配光中照形と片側配光広照形をラインアップ。PWM調光信号方式と1―10V入力方式に対応した調光機能を搭載、きめ細かな省エネが可能。
水銀灯では不可能だった即時フル点灯を実現、不要時消灯を可能とし省エネ効果がアップするとともに、6万時間の長寿命で、メンテナンス費用の軽減と廃棄物削減を実現している。