接続機器大手の東洋技研(長野県岡谷市長地権現町4―8―7、TEL0266―27―2012、花岡孝社長)は、極省スペースタイプの3・5ミリピッチスプリング式コネクタ端子台PCXシリーズに3Mハーフピッチコネクタ搭載のPCX―10Sシリーズ5機種とPCX―コモン端子台シリーズ6機種を追加発売した。同シリーズはすでに標準品31機種、PLC対応15機種が発売されており、今回の機種充実で幅広い省スペース化ニーズに対応できる体制がより強化された。
新発売のPCX―10Sシリーズは、定格電圧50V、定格電流0・5A。住友スリーエム製ハーフピッチコネクタ20極、26極、36極、40極、50極の5種類を搭載している。
PCX―コモン端子台シリーズは、定格電圧125V、定格電流10A。端子極数は22極、36極。コモンタイプは下段マイナスCOMに上段プラスCOM、全極マイナスCOM、全極プラスCOMを用意している。
PCXシリーズは、新開発のスプリングロック端子を採用し端子間ピッチ3・5ミリを実現した極省スペース設計、コンパクトで使いやすく着脱も簡単なのが特色。
また、独自開発のレールロック機構により、製品をレールに取り付けるとバネで固定され、ロックボタンを押さない限りスライド移動ができない。そのため、固定金具が不要で作業工数を減らせる。
結線ばね開閉用ボタンは「+」、「-」どちらのドライバーでもボタン操作ができ、電線挿入孔は棒圧着端子(フェルール)、撚り線、単線に対応し作業も簡単である。チェック端子にはφ2テストピンの挿入が可能。