昨年、東北地方の方々におかれましては、東日本大震災・福島原発事故と大変な年となり、お見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
当社としては、電気設備メーカーとして、電気の安定供給に寄与することの重大さを再認識させられた年となった。
さて、電力業界を取り巻く状況としては、エネルギー使用環境が大きく変化している。
電力量の使用制限、使用の平準化などの課題や、再生エネルギー法案の成立とともに、新たな発電システムとしての太陽光発電をはじめ、ガス発電、水力発電などが着目されており、メガ規模から一般家庭まで自然エネルギーの活用が課題になっている。
その中で、当社は省エネ支援製品として「eモニターシリーズ」を販売し、幅広くご利用いただいている。
エネルギーの可視化とエネルギーマネジメントシステムは、重要度がますます増しており、今後も引き続き新たな製品開発に積極的に取り組み、発売をしていく方針である。
さらに、新エネルギー対応製品として、太陽光発電システム関連製品のより一層の充実化と、自然エネルギーとの連係製品やエネルギーを効果的に利用する次世代配電システムに対応する製品などの展開も進めていきたい。
当社としては、電気設備総合メーカーとして盤関連製品のみならず、「省エネ」、「環境」、「安全」をキーワードとし、市場の要求と時代の要望に応えるべく、付加価値の高い商品をお客様へ提供していくことが、業界の景気回復に役立つことであり、当社の務めであると思っている。