わが社の’12経営戦略 標準化、規格化を推進 関係団体と連携へ キャビネット工業会

新年のご挨拶を申し上げます。旧年中はキャビネット工業会に格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

おかげさまで、当工業会は昨年10月をもちまして設立11周年を迎えることができました。これもひとえに関係業界ならびに団体の皆様方の温かいご支援とご理解の賜物であり、ここに深く感謝の意を表したいと思います。

さて、昨今の経済環境は、欧州の通貨・金融不安、米国の雇用や経済の回復の遅れ、中国の成長ベースの鈍化など、海外の景気に明るい材料が少なく、国内では円高の影響や設備投資も大きく増えることは期待できない状況にあります。短期的には企業の収益は震災の落ち込みから回復が見込まれるなど、やや明るい兆しが見られるものの、全般的には先行きの不透明感は解消されず、大きく経済が回復することは期待できません。

このような厳しい環境下にあって、当工業会といたしましては、常に時代の要求に対応し、キャビネットに関する技術の向上や標準化などを通じて、キャビネット製造業、関連産業の健全な発展を図ってまいる所存であります。

本年度は、より工業会の活動を知っていただくことを目的に、電気業界の関係者が多く集まるJECA
FAIR2012(電設工業展)に初めての出展を予定しています。

また、市場の要求に応えるべく、「省資源、省施工、省エネルギー、長寿命、安全・安心」などをキーワードとしてとらえ、それを実現するための標準化や規格化の推進、PR活動や啓蒙活動を関係団体と連携しながら展開したいと考えています。

最後になりましたが、大震災の被災地が一日も早く復興することをお祈り申し上げますとともに、この一年の皆様のご多幸を祈念し新年のご挨拶とさせていただきます。

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