オムロンは、クラス最薄で今まで設置が難しかった場所にも設置でき、広範囲に除電できる軽量ボディのエリアファンタイプイオナイザ「形ZJ―FW013/ZJ―FW029/ZJ―FW053」を発売した。
電子機器の組み立て工程では静電気の発生が問題で、その対策として除電用のイオナイザが多く設置されている。従来型のファン内蔵型はサイズが大きいうえ、設置スペースの確保が難しく、バータイプはエア供給用の配管が必要で多くの電力を要するなど課題が多かった。
新発売のエリアファンタイプイオナイザは、奥行き59・5ミリ、重さ1キログラム(FW029タイプ)とスリム・軽量ボディで、これまで設置できなかった狭い作業台上や高所にも簡単に設置できる。
130ミリ、290ミリ、530ミリの3つのサイズをそろえており、除電したいエリアに応じて選べ、ワイドなエリアでも均一な除電が可能になった。
スリムなボディながら、設置距離3メートルで1秒の高速除電を実現。イオンバランス調整機能や風量切替機能も装備しており、製造現場に合わせ最適な除電性能を発揮する。
アラーム表示、ファン稼働表示、針クリーニングお知らせ表示や、付属の吹き流しシールにより稼働状態が一目で把握できる。
ZJ―FW013は装置取り付け用L字金具、ZJ―FW029/053は作業台設置用スタンドを標準付属。別売でパイプ取り付け用金具を含めた3種類の金具を用意、現場の様々な場所に取り付けが可能である。