日本配線器具工業会は東京・墨田区の第一ホテル両国で賀詞交歓会を16日開催した。約150人の参加者は、4月に「日本配線システム工業会」へ名称変更し、事業を拡大する工業会に大きな期待を寄せていた=写真。
吉岡民夫会長は昨年の東日本大震災など自然災害に触れたあと「今年4月に一般法人に移行すると同時に、工業会名称を『日本配線システム工業会』に変更する。器具単位でなくシステムでとらえる。新しい分野として環境に注力する。とくにスマートハウス、スマートグリッド、EV関係を重点的に取り組んでいきたい」とあいさつ。
来賓を代表して、木口慎一経済産業省商務情報政策局情報通信機器課長補佐があいさつし「大震災後に、エネルギーをシステム全体としてコントロールする、スマートハウス、スマートシティなど大きな動きが出ている。経済産業省でも2000億円の節電補助金制度を作った。電気と電気をつなぐ工業会の事業は、新しい社会を支える重要な役割を持っている」と期待を寄せていた。