表示灯の分野では鉄道車両への採用が拡大している。特にLEDを採用した表示灯は、視認性が高く、省エネ、長寿命という各種の優れた特徴があることから、新幹線を筆頭に新型車両の運転台周りや車側灯、尾灯、標識灯などあらゆる箇所に採用されている。また、海外でも日本製品を採用する動きが出ており、今後、輸出も含め大きな市場に成長することは間違いないだろう。
折りたたみ式も開発
積層表示灯の分野では、無線LAN機能を搭載することで、パソコンから各表示灯を点灯・点滅させたり、各装置の運転状況をパソコンで取得・集計できるほか、パソコンと装置間でアナログデータや接点データの双方向通信が可能である。
さらに、工場で装置などから表示灯を取り外ししたり、現地で再配線したりする手間や、機器輸送時のコストの作業時間を削減するために、折りたたみ式の積層表示灯も開発されている。50センチの本体が折りたたむことで8センチにサイズダウンでき、今後、注目される製品となるだろう。