第7次中期計画「STEP1000」の2年目の2012年3月期は、第4Qの頑張りで今期目標に近づけ、来期は最終計画の売上高1000億円、経常利益35億円を目指していく。
営業面では成長市場である、ロボット、医療・介護、環境分野を中心に深掘りをしていく。ロボットと医療の例として、産総研の「汎用ヒト型ロボット『まほろ』によるベンチワークの高度化」の研究で、安川電機の代理店として協力している。危険作業や重労働用途でのロボット技術の活用として楽しみである。環境分野も、省エネ、創エネ、蓄エネの観点から、エコモータ、LED照明、電力のモニタリングなどで、工場、オフィスのエネルギーにかかわるお手伝いをしていく。
また、当社のグローバルネットワークを活用したビジネスの拡大・拡充も進める。海外市場でも、グローバルで血の通った日本品質のサービスを提供していくことで、同じ商品でもサービスの良いところから買うほうが、顧客にとってもプラスになることを強調していきたい。顧客サービスの一環として、国内では昨年11月から製品出荷を毎日行い、製品受け入れも土日祝日も可能な体制をスタートさせた。緊急時にも対応できることになり、他社との差別化にもつながる。将来はこれを国際物流にも検討していく。
さらに来期は海外拠点として、中国の北京や天津にも開設を予定しており、海外販売比率40%の早期達成を目指す。
一方、人材育成を効果的に進め、営業・業務・管理の各部門の新入社員を、3年間で一人前に育てるようにしていく方針だ。