当社は、今期の基本方針として「頑張れ日本、頑張ろう私達」を掲げており、被災地復興はもとより、日本経済、電子業界、取引先の復興に寄与していく方針である。このため国内21拠点、アジア5拠点を含め、仕入先と連携を取りながら、できる限り取引先の要望に応えていく。
さらに、今後も継続して取引先に良いサービスを提供するため、将来を見据えたフロントオフィスづくりにも取り組んでおり、今後のビジネスモデルや営業活動を検討していく。
セキュリティ面では、技術的なセキュリティ対策だけでなく、情報を扱う際の基本的な方針や、具体的な計画・運用・見直しまで含めた体制の国際規格「ISO27001」(ISMS)を、昨年10月末に海外のグループ会社でも取得した。これにより、国内外のグループ会社を含め、全社でセキュリティの国際規格に準拠した情報管理体制を整えた。
海外展開では、奥拓利香港が深圳に駐在員事務所(代表処)を設け活動を行ってきたが、さらなる体制強化と迅速化を図り、顧客のニーズにより柔軟に対応できるよう、サービスを中心とした現地法人を設立した。さらに、市場が拡大しているベトナムに関しては、現在、ホーチミンに現地法人設立を申請中である。
営業面では、通信デバイス商材の拡販を強化しており、ZigBee開発技術セミナーに加え、クラウドサービス環境下で、ZigBeeやWi―Fiを使ったネットワーク構築に関するセミナーも開催しており、エンジニアリングだけでなく、企画担当者にも受講対象を広げ、提案営業を進めている。