障害物検知用レーザスキャナ ジックが超小型・軽量 初年度販売計画1000台

ジック(東京都新宿区新宿5―8―8、TEL03―3358―1341、田冨正大社長)は、超小型・軽量なレーザスキャナ「TiM310」の販売を開始した。価格はオープン。搬送物流、自動車、エレクトロニクス、半導体業界などを中心に初年度1000台の販売を計画している。 新製品は、無人搬送車(AGV)の衝突防止や、倉庫など保管スペースの有無検知、ワークのはみ出し検出などに最適な障害物検知用スキャナ。

超小型(H79×W60×D60ミリ)・軽量(150グラム)で、あらゆる場所に取り付けでき、消費電力も3Wと同種製品の半分以下に低減しており、特にバッテリー駆動の可動アプリケーションに適している。

また、レーザパルスの発信に基づいた独自のHDDM(高密度距離計測)技術により、他のTOF(タイム・オブ・フライト)の方式に比べ、より多くの反射レーザパルスが測定可能なことから、スキャニング中にギャップが生じることなく、また測定は周囲光や他の光学システムに影響されることなく安定している。

さらに270度の広角スキャンによって、2台で全周の防護ができる。

その他、設定は標準装備のタッチ&ティーチ機能により2分以内にオートセットでき、パソコンが不要、検出距離は5センチ~4メートルまで可能で、最小10ミリの物体まで検出できる、堅牢な筐体とショックアブソーバ付き保護カバー(オプション)による振動やショックに対応―などの特徴を持つ。

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