東京都電機卸商業協同組合(TEP、廣瀬芳重理事長)は、「新春懇談会」を東京ガーデンパレスで3日開催した。当日は、会員企業の社長や幹部社員をはじめ、賛助会員、各地区の電子部品流通協議会の会長、来賓など約100人が参加。
冒頭あいさつに立った廣瀬理事長は「今年は世界的に大きな選挙のある年である。日本人は付和雷同しやすい悪い癖があり、過去の選挙結果を見てもわかる。熱しやすく冷めやすいのは、一つの民族だからである。これから日本の人口が減少していく中で、日本も移民を受け入れれば若年労働者の不足も解消し、(多民族化で)付和雷同する人も少なくなるように思う。今年も皆さんのご健勝を祈りたい」と述べた。
続いて新春講演会に移り、アキュフェーズの齋藤重正社長&CEOが「アキュフェーズ・こだわりのニッチ戦略」と題して行った。高級ブランドのオーディオ機器の製造販売を通じた経営の極意を「アンプなどのエレクトロニクスに特化することで、世界の一流品として評価されるものができる。過剰とも思える製造・品質管理と、30年経っても古さを感じない製品デザイン、一人一人の顧客を管理できるトレーサビリティなどの保証管理体制が信頼につながっている」と語り、会場に持参した高級オーディオ機器の音を披露した。
その後、JEP岡本弘会長をはじめ来賓の祝辞の後、懇談会に移った。