近畿電子部品卸商組合(KEP、岡本弘理事長)は「2012年KEP新春賀詞交歓会」を、大阪市中央区のホテル日航大阪で1月23日開催した=写真。
冒頭、岡本理事長があいさつに立ち、次のように近況と今年の抱負を述べた。
「当業界を取り巻く社会情勢は大きく変化しており、時代の動きに即応した改革や施策の推進が強く求められている。昨年は震災や原発事故、台風の被害に直面したことで、危機管理体制や経済社会における人と人とのつながりの重要性が改めて見直されることになった。一方、世界を見れば超円高、EU諸国の財政破綻、タイの洪水などが、われわれの業界にも大きな影響を及ぼし、経営方針の転換を余儀なくされる企業も現れている。
また、今年は世界各国のトップの選挙が行われるが、これにより政策や体制の転換も予想される。日本も先行き不透明な状況が続くことが予想される。加えて、企業は昨年受けたショックの後遺症が残っており、不況から脱却することも困難な状況になっているが、こうした状況を打破することが当組合の最大の課題である。会員各位の協力と英知を結集し、業界の発展に尽力していきたい」。