医療・計測・分析・制御機器関連工業会連絡会は、「環境セミナー2011~最新の化学物質規制への対応について」を、東京・新橋のヤクルトホールで1月26日開催、約300人が参加した。日本電気制御機器工業会(NECA)、日本電気計測器工業会(JEMIMA)など7つの関連団体が2005年から、欧州RoHS指令の医療・計測・分析・制御機器(カテゴリー8&9)の取り扱いについて、共同で情報収集活動を行ってきており、現在はEU以外にも調査対象を広げている。
昨年7月1日に改正RoHS指令が公布されたことで、カテゴリー8&9のほかに、カテゴリー11が対象に追加され、すべての電気・電子製品が対象となるなど、さらに広がることになった。
セミナーでは、今回の担当工業会となったNECAの笠井浩専務理事が「7重苦などとも言われる日本を取り巻く経済環境の中で、情報で世界との戦いに不利にならないようにしていく必要がある」とあいさつした。
その後、経済産業省商務情報政策局情報通信機器課末永敏課長補佐をはじめ、関連工業会から世界の動向が報告された。