新電元工業は、ソレノイド事業の連結子会社、新電元メカトロニクス(埼玉県飯能市稲荷町11―8、入子晃一社長、資本金1億円、出資比率=同社60%、武蔵工業40%)の株式のうち、12・5%を武蔵工業に2月2日付で譲渡した。譲渡金額は2億円。
さらに、2014年3月までに12・5%の譲渡で両社は合意しており、これの完了後は出資比率が35%になる。
新電元メカトロニクスは、02年2月1日の設立した。同社は現在、基幹事業であるパワーエレクトロニクスへ経営資源を集中させ、モビリティ・新エネルギー分野などでの成長をめざしていることから、新電元メカトロニクスの事業の独自性を高めるために、製造を担っている武蔵工業とのパートナーシップをより強固にし、競争力をさらに向上させることができると判断した。
新電元メカトロニクスの11年3月期の売上高は43億1400万円、営業利益4億4900万円、純利益2億6200万円。