三菱電機FA産業機器(福岡市西区今宿東1―1―1、TEL092―805―3600、笹本敏章社長)は、重量物の巻上機(電気ホイスト)に回生機能を内蔵した新型インバータホイスト「Super
Excellentシリーズ」を3月から発売する。標準価格は390万~7000万円。
新製品は従来のインバータホイストが巻き下げ運転時に発生する回生エネルギーを、コンバータを介することで電源に戻し、省エネ効果の最大化を実現したもので、従来無駄になっていた電力(回生エネルギー)を電源に戻すことにより、50%以上の消費電力削減を実現(同社S形比)できる。
省エネ効果の大きい大容量(5トン以上)ホイストを中心に受注生産販売を行う。
また、回生機能を内蔵することにより、抵抗器およびブレーキユニットが不要となり、省スペース化も実現し、しかも放電抵抗器(発熱体)レスの実現により安全性向上、外部配線の簡素化など、コンパクト化と安全性の追求を図った。
さらに、制御部の保護構造はIP44を実現している。
その他、ACリアクトル内蔵による力率改善で電源容量や配線材(ケーブル・トロリー)の小容量化を実現、特別な高調波対策が不要、などの特徴を持つ。