<SF_TestableSafetySensor>
このファンクションブロックは、安全センサ(例えば、タイプ2のESPE)の定期点検に使用できます。
ESPEと一緒に使用することによって、このファンクションブロックは、ESPEの保護区域で侵入をシミュレートし、最大応答時間を監視します。このテストの中では、危険な欠陥の検出が可能です。テスト中、ブロックの出力はミューティングします。
アクティブとなるテストがなく、そして安全センサの出力信号がオフならば、ファンクションブロックの出力も直ちにオフにします。リセットはエラーリセットのためだけに使われます(例えば、監視時間の超過)。
通常、このFBの出力は直接アクチュエータに結合されませんが、後に他のファンクションブロックSF_ESPE、例えば、再開禁止を確実にするためのファンクションブロックが続きます。
<SF_MutingSeq,
SF_MutingPar,
and
SF_MutingPar_2Sensor>
ミューティングは、例えばライトカーテンの安全機能の抑制を意図しています。これは、例えば機器の停止を引き起こさずに、ライトカーテンでガードされた危険区域に材料を搬送するときに必要です。ミューティングシーケンスは、ミューティングセンサによって開始されます。生産シーケンスへのこれらのセンサの正しいインストールは、誰でもミューティング機能を開始できないように確実にしなければいけません。アクティブなミューティングモードは、表示灯によって示されなければいけません。
3つのファンクションブロックは、使われているミューティングセンサの配置と数量によって、異なったミューティングシーケンスのために利用可能です。
・SF_MutingSeqは、4つのミューティングセンサで、直列したミューティングのためにあります。
・SF_MutingParは、4つのミューティングで、並列したミューティングのためにあります。
・SF_MutingPar_2Sensorは、2つのミューティングセンサで、並列したミューティングのためにあります。
各ファンクションブロックは、使われているミューティングモードにしたがって、ミューティングセンサの正しい起動を監視し、以下の場合においてイネーブル信号をリセットします。
・ミューティングシーケンスが正しい方法で開始されなかった場合。
・ライトカーテンが、ミュートされていないのに、侵入された場合。
・欠陥ミューティングランプの場合。
<SF_GuardMonitoring>
このファンクションブロックは、関連するインターロックガードを監視します。これらは、ガードを閉じるために、時間のずれ(監視時間という入力を通して)に結合した安全ガードにおいて、2つのスイッチによる、2つの独立した入力があります。
ガードによる危険時の機械機能“covered(閉められる)"は、ガードが閉じるまで、操作できない。危険時の機械機能が作動している間、ガードが開くならば、停止命令を与えます。
<SF_GuardLocking>
危険区域を確保するために、その区域を囲うことができます。この区域に入るために、ドアが用意されます。このドアはモニタされ、機械的にロックできるスイッチによるロックで保護されます。通常の操作では、ドアは閉じて、ロックされます。
危険区域に入りたい人は、これを要求しなければなりません。このドア(または、ガード)は、危険区域が安全な状態であるときのみ、アンロックできて、開けられます。ガードは、閉じられてからロックできます。ガードが閉じて、ロックされているとき、機器は始動できます。開いたガードやアンロックされたガードは、安全機能性によって、検出されます。
<SF_TwoHandControlTypeII
and
SF_TwoHandControlTypeIII>
これらのファンクションブロックは、両手操作の機能性を提供し、ある条件の下で、ボタンが押される(関連出力を設定する)限り、機器を始動します。
タイプIIは、正しい順序で入力(ノブを押すという結果)の切り換えがあるかをチェックします。
タイプIIIには、2つのノブを設定する追加のタイミング規制があります。許容できる最大のタイミング差は500msecです。
(つづく:次回は3月21日掲載予定)
(参考:http://www.plcopen_japan.jp)
(筆者:廣前耕三PLCopen
Japan
safety‐WG主査)