ジックは、各種FA用センサーをはじめ、安全対策機器、自動認識機器などをそろえている。このうち、1月から販売を開始した超小型・軽量なレーザスキャナ「TiM310」は、無人搬送車(AGV)の衝突防止や、倉庫など保管スペースの有無検知、ワークのはみ出し検出などに最適な障害物検知用スキャナ。
超小型(79H×60W×60Dミリ)・軽量(150グラム)で、あらゆる場所に取り付けでき、消費電力も3Wと同種製品の半分以下に低減しており、特にバッテリー駆動の可動アプリケーションに適している。
また、レーザパルスの発信に基づいた独自のHDDM(高密度距離計測)技術により、他のTOF(タイム・オブ・フライト)の方式に比べ、より多くの反射レーザパルスが測定可能なことから、スキャニング中にギャップが生じることなく、また測定は周囲光や他の光学システムに影響されることなく安定した測定が可能。
270度の広角スキャンによって、2台で全周の防護ができる。
その他、設定は標準装備のタッチ&ティーチ機能により2分以内にオートセットでき、パソコンが不要などの特徴を持つ。
(http://www.sick.jp)