プロフィバス協会は、「PROFIBUS」と「PROFINET」が、2011年末に韓国技術規格協会(KATS)から韓国規格に指定されたことを明らかにした。両ネットワークとも、プロセスオートメーション、ファクトリーオートメーション、リアルタイム産業用Ethernetの分野では、韓国で最初の産業用通信ネットワークの国家規格。
規格の番号はPROFIBUS DPとPROFIBUS PAが、KS C 61784―1、KS C 61158―3―3、KS C 61158―4―3、KS C 61158―5―3、KS C 61158―6―3、PROFINETが、KS C 61784―1、KS C 61784―2、KS C 61158―5―10、KS C 61158―6―10。
韓国でのPROFIBUSのマーケットシェアは大きく、特に韓国の国営企業K―Waterで多く使用されている。また韓国が強みを持つ鉄鋼、自動車、造船、半導体、化学、その他の重工業でも採用が進んでいる。PROFINETも今回同時に韓国規格となったことで、今後韓国内で急速に立ち上がるものと見られる。
なお、PROFIBUSとPROFINETはすでに国際規格IEC61158、61784となっているほか、中国でも国家規格化が進行している。
今回、韓国の国家規格となったことにより、アジアのオートメーション市場で、PROFIBUS・PROFINETのマーケットがさらに拡大するものと、同協会では期待している。