オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、好評発売中の画像検査用センシングLEDリング照明「OPRシリーズ」に、色光源が赤色と青色、さらに付属品のローアングルアタッチメントを3月上旬から追加発売した。
今回の発売で同シリーズは3色展開となり、既発売機種を含め12機種構成に。検査条件の変更にフレキシブルに対応できるようになった。標準価格はφ32サイズ2万5000円で業界最安値を実現。初年度の国内販売目標はOPRシリーズ全体で3000台。
新発売の赤色リング照明は、従来比で3倍明るくなり、照射パターンではローアングルが加わったことで、照明1台で集光・ワイド・ローアングルの3WAY照射が可能。
集光モードでは短距離で高照度が得られ、ワイドモードでは広視野、さらにローアングルモードでは暗視野に対応でき、検査条件の変更にもフレキシブルに対応する。
OPRシリーズは昨年7月に発売を開始。明るさが自動で管理できるセンシングLED照明。独自技術のFALUX sensingにより、同社のLED照明コントローラ「OPPFシリーズ」と接続することで、輝度のモニタリングとフィードバック制御が可能である(特許出願中)。
フィードバック制御は、長期的な使用に伴う輝度の変動に対して電圧調整を行い、約4万時間の長期間にわたり同一輝度を保つ。
オプション品としてローアングルアタッチメント、拡散板(60%・80%)、透明カバー、偏光板がある。ローアングルアタッチメントを使用すると、照射角度を約55度内側に傾斜させることができ、傷や汚れなどが検出しやすい暗視野照明に対応する。標準価格7500~8500円。