コグネックス(東京都文京区本駒込2―28―8、TEL03―5977―5409、島清史社長)は、工業用画像処理システム「In―Sight500」を発売した。
新製品は、同社が独自に開発した高速な画像処理チップ「VSoC(Vision System on a Chip)」の搭載により、最大500フレーム/秒での画像取り込み速度を実現し、画像を取り込みながら処理を行うことで、たばこ、食品、飲料、微小電子部品、医療消耗品、および医薬品業界など、非常にラインの速度が速く、比較的簡単な画像処理の検査アプリケーションを必要とする製造ラインにおいて優れた威力を発揮する。
画像処理速度は、フル解像度(1024×768XGA)で100フレーム/秒、標準解像度(640×480VGA)では200フレーム/秒の速度を実現。
また、高速で画像を取り込みながら、画像を処理することで、7ミリ秒サイクル未満(200~300フレーム/秒の速度に匹敵)のサイクルタイムを要求するアプリケーションで使用でき、他のビジョンシステムでは実現できない超高速で画像を撮像し、有り無し・濃淡・エッジ解析による簡単な検査を行う簡易検査アプリケーションにも最適。
通信プロトコルは、Ethernet/IP、PROFINETなどの工業用プロトコルをはじめ、同社独自の包括的なプロトコル「Cognex Connect」も搭載しており、PLCまたは、中央ネットワークにシームレスで直接接続可能となり、システムを簡素化して、大幅なコスト削減に貢献する。