ODVA TAG Japan(横見光代表)は「第15回年次総会」を、東京・大崎のゲートシティホールで2日開催し、2011年度活動報告、12年度活動計画などを審議し、承認した。
総会は、最初に横見代表があいさつし、「EtherNet/IPとCIPのどちらを中心に活動していくか決めていく状況も出ている。12年も代表を続けさせていただくので、よろしくお願いしたい」と述べた。
11年12月現在の全世界におけるDeviceNet製品ベンダーは800社から1200万ノード、EtherNet/IP製品ベンダーは450社から約300万ノードが出荷されている。一方、CompoNetは日本を中心に39社のベンダーから製品が発売され、急速に拡大している。また、11年12月現在のベンダーID数は合計で1219社となっている。
12年度の活動方針として「EtherNet/IP、CompoNetの普及促進」が掲げられた。重点活動として、ODVAカレッジを4地域で開催するほか、新たな内容でのセミナーも開催する。ホームページもODVA日本支部での運営を行う。
さらに、推進体制として、理事会と実行委員会を統合して「実行委員会」とし、技術委員会のWGも、ベンダーのニーズに合致させて目的を明確にするために、開催を不定期開催にし、必要に応じて4つのWGを開催予定としている。
なお、7月9日と11日に名古屋と東京で開催される「産業オープンネット展2012」へ参加することも承認した。
第2部の講演会では、「制御ベンダー・装置ベンダー・Sier/ユーザーに求められるセキュリティ対策についての提言」と題して、制御システムセキュリティ検討タスクフォース普及啓発WG座長で、IAF/VEC事務局長の村上正志氏が行った。