日本開閉器工業(大橋智成社長)は、東京地区の販売代理店、特約店の比較的営業経歴の浅い社員を対象にした「NKKステップアップセミナー」の修了式を6日、本社で行った。
今回で23回目となるこのセミナーは、「スイッチへの理解を深め、今後の販売促進につなげる」ことを目的に毎年実施している。今回は、1月19日と3月6日の2日間コースで、カリキュラムはスイッチの種類や構造などの基礎的内容から、同社のスイッチ工場を見学してスイッチの組立体験や生産の過程を学ぶなど、中身の濃いものとなっている。
セミナーには、19社39人(このうち女性7人)が参加し、2日間参加者には修了証と記念品、1日のみの参加者には記念品が、大橋社長から手渡された。
修了式で大橋社長は「当社は1953年に創業して、来年で60周年を迎えるが、この間、代理店様、お客様と長いお付き合いをさせていただいている。今後もこのパイプを太くしていきたい。今回のセミナーで、当社の営業、開発、品証などの社員と接していただいたが、これを機に仲良くなってもらい、何かあれば直接言ってきていただき、お互い助け合っていきたい。デフレ時代といわれる中で、価格が下がり、競争が激しくなっている。この中で、利益を挙げるには、人と違うこと、違う製品を出すから利益がでる。産業用スイッチでNKKは日本ではトップであるが、今後世界No.1になるように努力しており、その製品を担いで売っていることに誇りを持っていただきたい」とあいさつした。