共立継器、本社新社屋を披露商標「WashiON」制定

電気接触関連機器大手の共立継器(長野県下諏訪町4684―1、TEL0266―27―8910、宮川昭二社長)は14日、取引先、地元政財界人らを招き本社新社屋披露式を聴泉閣かめやで開催した。商標「WashiON(ワシオン)」の制定も発表した。

宮川社長はあいさつで「昭和35年(1960年)に会社を設立し満51年目に入った。ニクソンショック、オイルショックの時に、熟慮を重ね『会社はお客様と自社の利潤追求』ということを社員に徹底した。おかげさまで貴金属など原材料高騰が続く中で本社新社屋を建設できた」と述べ、「今後50年をどうするか考え商標“WashiON"を制定した。商標は当社北東に位置する鷲ヶ峰のワシをとり、オンリーワン企業、オンリーワン製品のオンを加えて命名した。本日からWashiON共立継器としてさらなる50年を進む」と決意表明した。

来賓を代表して、青木悟下諏訪町長が「産業の空洞化が進む中で、共立継器さんは当地に本社新社屋を完成させ、昨年は多額の寄付金をいただき、電気自動車の購入やモノ造り支援センターを通して有効に活用させていただいている。これからも鷲のように天高く舞っていただきたい」とあいさつ。

次いで、西谷賢かわでん社長が「当社は配電盤、制御盤を製造しているが、共立継器さんは高度な技術を持ち、お世話になっている。それ以上に、宮川社長の生涯勉強、生涯向上、生涯努力、生涯苦労を公言実行する姿勢に感銘を受けている」と述べ、躍進を期待した。

宮入圭一信州大工学部教授は「技術と人を大切にする会社である。学生を採用していただいて誇りに思う」と語った。

また、宮川社長に青木町長から感謝状が贈呈された。

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