三菱S-Cインバーター内蔵モーター開発5年後EV搭載目指す

三菱電機は、モーター駆動部であるインバーターのパワー半導体素子をSiC(炭化ケイ素)化してこれをモーターに内蔵した「SiCインバーター内蔵モーター」=写真=を開発した。EV(電気自動車)駆動用モーターシステムとして業界最小で、今後実用化に向けて一体冷却構造などのさらなる小型化・高効率化を進め、5年後には実機搭載を目指している。

今回の開発は、円筒状インバーターを開発してモーターの回転軸と同軸上にコンパクトに配置し、モーターとインバーター間の電気配線を筐体内部に配置する構造にした。これによって、構造の簡素化と約10%の軽量化が実現でき、従来のモーター・インバーター別体型に比べて体積で50%小型化した。

また、すべてSiCにしたことで、従来のインバーターに比べ損失を同社従来品比50%以下の低減に繋がる。

さらに、モーター部には巻線密度向上と磁石利用率が向上する永久磁石モーターを採用して、小型・高出力化を図っている。出力は70kW。

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