恒例の「第38回ジャンボびっくり見本市」が、4月6・7の両日、東京都江東区の東京ビッグサイト西2ホール(同見本市実行委員会主催)、4月13・14の両日、大阪市住之江区のインテックス大阪6号館C・Dゾーン(同見本市協催委員会主催)で開催される。同見本市は、電設資材・制御・電子・照明・工具・情報・通信・セキュリティ・空調・住宅設備などの総合展示即売会。今回のテーマは「元気ひろがるECOシティ!」で、電設資材業界から経済を活性化させようという狙いがある。専門メーカー200社以上が一堂に出展し、省エネ・創エネの社会づくりを推進する機器やシステムが多数出展される。来場者と売り上げ目標は、大阪会場が1万4600人/100億円、東京会場が7600人/55億円としている。
■主な出展製品
電力・通信ケーブル、端末処理材、電線管および付属品、金属製可とう電線管、電路支持材、架線・支持パーツ、避雷針・接地器材、LED照明器具、蛍光管球類、HID、施設照明器具、住宅・店舗用照明器具、配線器具、接続・圧着端子、絶縁・防食材料・テープ、耐火・防火材、配電盤用アクセサリー。
低圧トランス、配電用コンデンサ、高圧遮断器・断路器、ブレーカ、ホーム分電盤、ボックス類、電子・制御機器、情報盤、換気機器、空調配管・据付部材、太陽光発電システム、情報機器、信号・警報・防犯機器、計測機器、工具類、家電製品など。
同見本市は、毎年春に大阪と東京で開催されている。昨年は3月に東日本大震災が発生したことで、10月に大阪会場のみで開催されたが、今年は2年ぶりに東京と大阪での開催となった。
今回のテーマは「元気ひろがるECOシティ!」、サブテーマは「春だ!ジャンボだ!スマートステージ!」で、東日本大震災から一年が経過し復興への動きが見え始めた中、電設資材業界から経済を活性化させようという狙いがあり、省エネ・創エネの社会づくりを推進する機器やシステムが多数出展されるとともに、話題の新製品・注目製品、さらに最新の情報を紹介する。
会場のテーマゾーンでは、太陽光発電システムなどの創エネルギー技術、LED照明などエネルギーを節約する技術、さらに蓄電池技術が加わり、「見える化」できるHEMS技術など、様々なニーズに合わせエネルギーをスマートに使う近未来のエコライフを紹介する。
制御機器関係では、因幡電機産業Eテック事業部が、「環境・安全ソリューション」、「制御系ソリューション」、「IPC系ソリューション」、「検査・計測ソリューション」、「メカ系ソリューション」の5つのカテゴリーに分け、約30社のコラボレーションメーカーとともに、入力系から出力系までトータルでソリューション提案する。各ソリューションの主な内容は次の通りである。
「環境・安全ソリューション」は、現場のライン・装置単位の電力量を見える化。Andoroid端末を使った生産管理(SCADA)など、FA向けアプリケーションのほか、装置安全・免震システムなども紹介する。
「制御系ソリューション」は、オムロンの次世代マシンオートメーションコントローラ「SYSMAC/NJ」を動作デモンストレーション(パラレルロボ/ビジョン/モーション)し、EtherCAT通信での高速同期・高速搬送実演など、高速ネットワーク制御を紹介する。また、各種のPLC制御・PC制御を含めた展示を行う。
「IPC系ソリューション」は、タッチパネル応用製品周辺機器のワンストップソリューションや、Andoroidマザーボードと液晶モジュールのコラボレーションで実現したAndoroid組み込み製品を参考出品する。
「検査・計測ソリューション」は、高速・高精度三次元ピッキング実演として、三次元ビジョンと多関節ロボットを駆使し、バラ積みワークの高速・高精度搬送を実演する。
また、PCビジョンシステムとPOE対応照明のほか、汎用センサ・レーザ変位センサなどを紹介する。
「メカ系ソリューション」は、スカラロボットとビジョンによりコンベアトラッキングを実現する。さらに、オリジナル自作デモとAndoroid端末による操作アプリケーション、ローコストディスペンサーや小型プレス装置などを紹介する。