【名古屋】CKDは、流路部と摺動部を完全分離した隔離構造採用のダイアフラム式シリンダバルブ「LAD・NADシリーズ」を発売した。
これらは、ダイアフラムによりシリンダ部と流路部を完全に隔離、摺動するピストンロッドがないため、流路部はノングリースとなっている。一般流体から窒素ガス、純水まで多様な流体に対応する。コンパクトで大流量に対応、いずれの材質の組み合わせでも貿易輸出管理令に該当しない。
「LADシリーズ」は、樹脂(PPS)アクチュエーターの採用により、軽量化を実現。
ボディは、PPSボディ、ステンレスボディの2種類から選択可能で、PPSは流路部がメタルレス構造になっていて、ステンレスは帯電防止が必要な金属配管に対応、有機溶剤の制御に適している。
シール剤も2種類から選択可能で、PTFEダイアフラムは半導体業界にも実績のあるグレードで、EPDMダイアフラムは強度が高く、使用圧力範囲が広がる。
純水、空気、N2ガス、腐食性・浸透性のない液体などに使用できる。ノーマルクローズ形、ノーマルオープン形などを用意。
「NADシリーズ」は、マニホールドタイプをラインナップ、配管の省スペース化と配管工数の削減を実現。
汎用シリンダバルブ「NABシリーズ」と同一寸法であり、既設の「NABシリーズ」からノングリース化を進める場合も交換設置で対応できる。