IDECは、主力製品である端子台やスイッチなどの生産拠点として、さらに東南アジア市場の販売網拡大を目的とした販売拠点を構築するため、4月にタイに100%出資の子会社「アイデック・アジア(タイランド)」を設立、2013年1月から事業を開始する。また、LEDモジュールおよび照明器具の新生産拠点となる浜松事業所(静岡県浜松市)が4月2日から稼働した。
タイのアイデック・アジアは資本金1億5000万タイバーツで、代表取締役にはIDEC北山英幸常務執行役員が就任する。生産拠点は、サラブリ県ヘマラートサラブリ工業団地内に置く。
事業内容は、端子台やスイッチ類を中心とした制御機器製品の製造とユニットなどの組み立てで、国内外に向け販売を行う。
一方、浜松事業所は約5億円を投資し、同社が長年蓄積した生産技術を駆使して、LEDモジュール生産ラインの省力化と自動化を実現した生産拠点。製品の開発スピード、供給量、価格競争の激化に柔軟・迅速に対応することを狙いに、LED事業の大幅な拡大を実現する拠点となる。