因幡電機産業は、標準コンセントに内蔵し、省スペースで良好な無線LAN環境を実現する、超小型Wi―Fiアクセスポイント「WiFi
APユニット」=写真=を7月から発売する。同時に情報コンセントをセットにした「WiFi
AP情報コンセント」も発売する。オープン価格。
無線LAN経由でインターネット接続する情報機器の普及拡大が進んでいるが、新製品はスマートフォンやタブレットPC、ゲーム機器など、増え続けるWi―Fi需要に対応する。
APユニットは、業界初となるコンセント内蔵タイプのWi―Fiアクセスポイント。Wi―Fiアクセスポイント、有線LANポート、電源接続部などを一体化した独自のコンパクト設計で、特許出願中。
前面と背面に有線LANポートを搭載し、無線LANだけでなく、有線LANによる接続も可能で、両方を自由自在に使い分けできる。
無線LAN規格はIEEE802・11n/g/b。有線LANは、ギガビットイーサネット(1000BASE―T/100BASE―TX)対応で高速・大容量通信が可能。
AP情報コンセントは、同社の情報コンセントをセットにしたもので、住宅メーカーなどに販売する。
設置・施工は簡単で、JIS規格のコンセントであればメーカーを問わず装着可能。従来の無線LAN機器設置に比べ、施工性を大幅に向上した。
各部屋、または各階に複数台設置することで、電波が壁や扉に遮られず良好・快適な通信環境が実現できる。
外形寸法は、幅27×奥行き47×高さ69ミリ。取得承認はVCCIクラスB、技術基準適合証明。なお、同製品導入には、建物内にあらかじめLAN配線が整備されていることが要件となる。