富士電機は、パワー半導体事業の中国市場での拡大に向け、深圳市に後工程生産の組み立てと試験ラインの拠点を新設する。
今年9月から富士電機(深圳)社において月産5万台で開始し、新棟完成後はさらに生産を拡大する計画。投資額は15億3000万円。
中国におけるパワー半導体の市場は3000億円といわれ、2015年度までに8%以上の成長が見込まれている。
現地生産の開始により、ローカル仕様要求の製品で、開発から販売まで一貫した体制を構築し、地産地消の実現と為替変動に対応していく。
なお、後工程の生産拠点は、日本、マレーシア、フィリピンにあり、今回、中国に設置することでリスクを分散させ、安定供給を行っていく。富士電機(深圳)社は、感光体事業を担当している。