【名古屋】国際電業(名古屋市昭和区円上町27―14、TEL052―871―6621、古川長武社長)は、コンパクト化を実現し、多連式にも対応できる医療機器用の小型防水フットスイッチ「SFJシリーズ」を5月から発売する。(1面参照) 同社は既に発売している医療機器用フットスイッチ「SFAシリーズ」で医療機器分野において高い評価を得ているが、今回の製品は従来機種よりさらに小型化を実現し、幅70×長さ91ミリと、SFAシリーズより面積比で約7割小さくなっている。ペダル部の幅も44ミリと同社従来品の中で最も小さい。防水機能は「IP28」に対応している。
スイッチ部とスペーサ部とが連結可能な構造で、多連式に対応、多様な市場ニーズに適合する。小型のため、多連にしても省スペース設置が可能。
多連タイプは扇型で、足の可動範囲が少なく、疲れにくい仕様になっている。
また、スペーサの内角は15度で、2個付けると30度となってバリエーションに富んだペダルの配置が行え、誤操作も防止できる安心設計。
その他、(1)金属部品のシャフトを使わない独自のシャフトレス構造(2)衛生的な使用環境を配慮した丸みのある洗練されたデザイン(3)清潔感あふれる色調(4)欧州規格のCEマーキングに対応(IEC61058―1)―などの特徴がある。
CT装置、X線装置、超音波診断装置、レーザーメス関連装置、歯科機械、検査装置、精密測定器、病院用寝台などに使用できる。
標準価格は1連の「SFJ―1W」が4680円、2連の「SFJ―1W―2」が1万1700円。3連以上は特注となる。1連、2連タイプ合わせて初年度500台の販売を予定。