サンミューロン(東京都品川区戸越3―1―10、TEL03―3783―6721、川島敬久社長)は、配線時のはんだ作業をなくして、環境負荷低減と配線作業の短縮を実現した、XH形ライトスイッチ用簡単配線ユニット=写真=の販売を開始した。標準価格は500円から。
新ユニットはスイッチの配線作業が、端子ホルダー穴に電線を挿入し、平行プライヤーで端子を圧接するだけで結線ができ、その後スイッチ本体と組み合わせることで完了できるもの。配線時に、はんだやそのための電気が不要で、被覆廃棄物も発生しないなど、環境に優しい結線が可能になる。
電線被覆を剥かないため、配線作業時間が従来結線比で半減化(同社試算)できる。
しかも、はんだ不使用のため、はんだポールおよび、ひげショートなどの発生の心配もなく、はんだ状態の認定作業員も不要になる。
接触信頼性は、JEIDA―40・41(硫化試験)、JISZ2371(塩水噴霧)に適合。特許出願中。外形寸法は、30×24・85ミリ、高さ27・3ミリ。
なお、電線圧接作業には専用工具は不要で、平行プライヤーが適している。
主な用途は、半導体製造装置、工作機械、通信機器、監視制御装置、放送機器など。
主な仕様は次の通り。
▽使用周囲温度=マイナス15~ブラス50℃▽定格=AC250V3A、DC30V1A(抵抗負荷)▽適合電線=AWG22~20(0・3~0・5seq)、被覆外形φ1・4~2・0。