オムロンは、郵船商事(東京都港区、井川元雄社長)の子会社であるヒカワ石油(東京都港区)が経営する伊東シーサイド給油所で、グリーンステーションの運用を開始した。
グリーンステーションは、太陽光パネル、LED照明などの温暖化対策設備を導入し、EMS(エネルギーマネジメントシステム)を用いて電力使用量やCO2排出量を制御し、その効果検証を行うもの。
運用開始した設備は、太陽光発電システム(4・95kW)、蓄電池(リチウムイオン電池)、LED照明、EMSを組み合わせたもので、太陽光発電システムの発電量は約5400kWh/年で、給油所での年間使用電力量の約8%に相当する。
また、照明のLED化や蓄電池によるピークカットの効果も合わせると、全体で約25%の節電効果を見込んでいる。
夜間電力を蓄電池にため、それを日常的に昼間の電力ピークカット時での使用や、災害停電時には太陽光発電からの電力を蓄電池経由で給油設備の電源などに使用できる。