安川電機の2012年3月期連結決算は、売上高が3071億1100万円(前年度比3・5%増)、営業利益148億1800万円(同15・1%増)、経常利益156億2600万円(同16・4%増)、純利益84億3200万円(同22・2%増)と増収増益となった。
セグメント別売上高は、モーションコントロールが1494億1000万円(同4・5%減)、ロボットが1010億6500万円(同20・5%増)、システムエンジニアリングが355億2000万円(同3・4%増)、情報が128億2600万円(同9・2%減)、その他が82億8900万円(同2・7%増)。
モーションコントロールは、ACサーボモータ・コントローラの受注は第2四半期までは国内外とも好調に推移し、新製品の拡販も堅調であったが、インバータも、中国をはじめとするアジアを中心とした省エネ需要を取り込み第2四半期まで堅調であったが、それ以降弱含みとなった。
ロボットは、溶接・ハンドリングロボット等が海外を中心とした自動車業界向けの拡販で受注が伸びた。採算性を重視した活動で利益も拡大し、営業利益は70億1400万円(同319%増)。
システムエンジニアリングは主力鉄鋼業界および、水処理設備向けとも震災による影響を受けたものの、ほぼ前期並みの業績を確保。
なお、13年3月期の業績見通しは、売上高が3100億円(前年度比0・9%増)、営業利益が160億円(同8・0%増)、経常利益が160億円(同2・4%増)、純利益が90億円(同6・7%増)と増収増益を見込んでいる。